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2008年12月15日 (月)

すごい空の見つけかた

1686


武田康男著

B5変形判上製/96頁/定価1680円/2008年12月

◆「こんな空があったのか!」と驚かされる美しい写真
 だれの上にも等しくある空ですが、日常の忙しさのためにあまり空を見ずに過ごしている方が多いのではないでしょうか。本書は、改めて空の美しさを教えてくれる、気象写真の第一人者による空の写真集です。ブロッケン現象やオーロラ、皆既日食などのめったに見られない現象、入道雲、雷、朝焼け雲といった毎日の空にいつ見られてもおかしくない現象の美しい写真が40点あまり掲載されています。
◆なぜその現象が起きるのか、どうしたら見られるか、科学的に解説
 写真を眺めるだけでも十分楽しい本ですが、本書では、高校の地学教諭でもある著者が、その美しい空の現象が起きる理由についても、科学的にやさしく解説しています。それも、たんに科学的な知識として説明するだけでなく、それらの現象がどのようなときに、どうすれば見られるか、まさに本書のタイトルどおり「すごい空の見つけかた」を指南する形で書かれています。解説の着眼点が非常に面白いので、解説を読む前と後では、写真を見る目が変わってしまうことでしょう。
◆日本ほど、空を見るのに適した場所はない
 本書に掲載の写真は、ほとんどが日本で撮影されたものです。著者によれば、日本は本当に幅広い気象現象を観察することのできる、空の愛好家には最高の場所だといいます。日本には豊かな四季の変化があるので、毎日同じところから空を見上げても、まったく違った空が見え、驚くような美しい空が見られることも珍しくありません。本書をきっかけに、空をより身近に感じ、気象観察・気象写真の愛好者が増えれば、とてもうれしく思います。

著者紹介
武田康男(たけだ やすお)
1960年生まれ。東北大学理学部地球物理学科卒業。高校教諭。気象予報士。日本気象学会会員。日本自然科学写真協会会員。著書に『空の色と光の図鑑』[共著]、『楽しい気象観察図鑑』(以上、草思社)、『天気の自由研究』(永岡書店)など。2008年、第50次南極地域観測越冬隊員に選任され、2008年12月下旬より2010年春まで、極地観測に従事する予定。

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