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2009年6月22日 (月)

ご飯は半分にして肉でやせる 
肉食健康ダイエット

1713








荒木裕(あらき・ひろし)著 
四六判並製/二〇八ページ/定価一三六五円/2009年6月

●現代人の食事の問題点は炭水化物のとりすぎにある。メタボ、成人病、ダイエットの失敗も炭水化物を断ち、肉・魚をとることで解決できると説く、目からウロコの健康実用書。

●肥満・糖尿の専門医が説く炭水化物=糖質の危ない食品群
 著者は兵庫県加古川市で糖尿病のクリニックを二〇年以上開業している肥満・糖尿の専門医です。それ以前はアメリカに留学して医学を学んできました。アメリカで肥満が社会的に問題になった六〇年代から、そしてそれに追随するようにして日本で肥満やダイエットに関心が寄せられるようになった現代まで、一貫してこの問題に取り組んできました。
 著者の説くところでは、肥満の原因は炭水化物=糖質のとりすぎであり、人間の体に本来必要なのはタンパク質であるから、肉・魚を食べて、炭水化物をやめれば、肥満は防げるというシンプルなものです。
 アメリカと日本では若干事情が違いますが、共通しているのは、ここ数十年のあいだに、炭水化物や糖分が大量に含まれた安価な食品が大量に出回り、見境なく消費者はこのような食品を大量に食べるようになったということです。主に第2章でこの現代の食品事情について述べられていますが、ここでは、健康にいいとされる野菜類でさえ、いかに糖質が多く、口当たりのいいものになっているかが指摘されています。 

●炭水化物をやめ、タンパク質をとるだけのシンプルかつ超合理的ダイエット
 
 もうひとつ、日本人特有の食生活上の問題として、ご飯を主食として大量に毎食必ず食べている点を指摘しています。このご飯依存症はタンパク質がとりにくかった昔の名残であり、いまや肥満の元凶であり、この先入観を変えることが必要であると著者は力説しています。炭水化物=糖質はいくらでも際限なく摂取され、皮下脂肪として蓄積されます。また、糖には中毒性・依存性があり、現代人の精神までも蝕んでいることを第3章で著者は書いています。
 従来の食事療法本には「日本の伝統的食事が健康にいい」とか「粗食のすすめ」とか「野菜中心の低カロリー食」とかが勧められていますが、この本ではそれは間違っていると大胆に否定しています。まことに、目からウロコが落ちる指摘と言っていいでしょう。
 本書はダイエット・肥満・成人病に関心を持つ方にはぜひ一読していただきたい鋭い批評に満ちた健康実用書となっています。

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