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2009年7月24日 (金)

すごい虫の見つけかた

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海野和男著

B5変形判上製/96頁/定価1680円/2009年8月

◆好評の『すごい空の見つけかた』に続く、すごいシリーズの第二弾

 昆虫ファンなら誰しも一度は出会いたいという、世界で一番美しいチョウの一つ、モルフォチョウ。そのきらきらと輝く青く美しい翅は、翅の表面構造で光の干渉から見えるもので、人が作り出すことが難しい色と言われています。本書は、こうした昆虫の美から、多様な姿形――葉っぱ、花、枯葉、木の枝などに擬態する姿、そしてユニークな行動をとる昆虫まで、いろいろな角度から昆虫の魅力とすごさを紹介した昆虫の写真集です。昆虫の視点で撮影された、生命の躍動感あふれる写真40点余りが掲載されています。

◆豊かな経験と知識を持つ昆虫写真の第一人者が、昆虫の魅力をやさしく解説
 写真を一つの作品として鑑賞することでも十分楽しめる本ですが、本書では、昆虫写真家としても第一線で活躍する海野和男氏が、東京農工大学の日高俊隆教室で学んだ昆虫行動学の知識と、昆虫写真家として豊富な経験にもとづいて、わかりやすく解説しています。昆虫たちの生存適応能力の高さや特殊な習性、さらには昆虫の見つけかた、昆虫写真を撮るためのヒントなど、多岐にわたった愛情あふれるエッセイ風の解説は、昆虫への興味を最大限に引き出してくれることでしょう。

◆昆虫の素晴らしさを再認識させる魅力的な写真の数々
 本書掲載の昆虫写真は、魚眼レンズや広角レンズでストロボを使い、昆虫の動きの瞬間を切り取るという著者独自の撮影方法で、昆虫の生息環境まで写し込んでいます。その迫力と感動は、昆虫ファンならずとも神秘に満ちた昆虫の世界へと引き込まれます。身近な日本の昆虫と世界の珍しい昆虫たちの、美しく楽しい写真の数々が、この夏休みを機会に昆虫に興味を持つ子供たちや、子供の頃に無心に昆虫を追い回した思い出を持つ大人の方々に、改めて昆虫の素晴らしさを感じていただけるきっかけになれば、とてもうれしく思います。

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