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2010年3月

2010年3月24日 (水)

パノラマ式 皇居一周おさんぽガイド

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植月真弓(うえつき・まゆみ)著

新書判/ソフトカバー/全頁カラー/96ページ/定価1,000円(税込)

皇居をぐるりと一周すると見える風景をカラーイラストで紹介

皇居散策、ジョギング、サイクリングなどに最適のユニークなガイド本!

 まずは東京駅が出発点。まっすぐ行幸通りを皇居に向かい、そこから内堀通りをぐるりと一周。そのとき「外側」にみえる建物や風景、「内側」にみえる建物や風景を、きれいなカラーイラストで「パノラマ式」に再現しました。
 皇居は東京の中心。江戸~近現代の日本の中心でもあります。皇居の周辺には歴史的に貴重な建物や記念碑などがそれこそ目白押し。それぞれの場所にちなんだエピソードなども紹介します。
 また皇居といえば豊かな生態系でも知られます。とくに春の桜、夏の緑、秋の紅葉と、四季を通じて美しい植物を楽しめる場でもあります。それぞれの場所の花や緑の見どころポイントも紹介します。
 日によっては千人を超す人が皇居のまわり走っているといいます。散歩するもよし、ジョギングやサイクリングも、また歴史の名跡をたどってみるもよし。大都市のどまんなかに、これほど豊かな緑と豊かな歴史的記憶をもつ場も珍しいのでは。じっくりと愉しまない手はありません。
 はじめて皇居を訪れる方にも、いつも散歩やジョギングで出かける方にも、皇居の魅力が倍増する愉しいガイドブックの登場です。

2010年版 プロ野球 問題だらけの12球団

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小関順二・著

四六判並製/224頁/定価1470円/2010年3月

●過去5年間の移籍選手の活用度を分析+2010年のドラフト情報も充実!
 2000年に刊行されて以降、本シリーズは一貫して「ドラフト」にこだわって野球を語ってきました。本年度版も「ドラフトを制する者が球界を制す」という基本スタンスは変わりません。しかし単年で見た場合、チームの成績がドラフト以外の要素(外国人選手・FA選手、トレードなど)に大きく左右されるのも確かです。そこで2010年度版では、過去5年間の移籍選手・外国人選手の活用度を分析することで、球団のチーム作りの方向性を検証しました。外国人、FA選手、トレード、ドラフト……どの要素がチームの成績にもっとも強く影響を与えるかはケースバイケースですが、チーム強化がうまくいっている球団には、必ず明快な方法論があるという点は興味深いところです。
 また今秋のドラフトでは、田中将大(現楽天)とともに甲子園を沸かせた斎藤佑樹(早大)らの有力世代が大量に指名されることが予想されます。本書巻末にはドラフト候補選手についての解説がありますので、こちらもぜひお楽しみください。将来のスター選手のアマ時代を見ておくというのも野球ファンの醍醐味の一つではないでしょうか。

【本書から】
●巨人の選手補強はこの2年で激変した。かつてのような大物選手の乱獲をしなくなったのは、若手の台頭に自信をもってチーム作りをしているから。
●阪神は泥縄的なチーム作りが目にあまる。若手が出てきにくい状況にある。
●新外国人、トレード入団選手の活躍がめざましいのがヤクルト。チーム作りの方向性では日本ハムと共通する部分もあるが、スモールベースボールの上手さで日本ハムが一枚上。

五反田駅はなぜあんなに高いところにあるのか
――東京周辺 鉄道おもしろ案内

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長谷川裕(はせがわ・ゆたか)【著】
穂積和夫(ほづみ・かずお)/村上健(むらかみ・けん)【イラストレーション】

四六判/並製/144頁(一部カラー)/定価1680円/2010年3月

変てこな駅を訪ねて歩く。日頃の素朴な疑問を考えてみる。鉄道の愉しみを満喫する快エッセイ。

池上線五反田駅の成り立ちから廃駅のなごりまで
 池上線五反田駅は異様な高さに取り残されて建っている。誰しも不思議に思うだろう。駅が作られた経緯を調べてみると、その理由はよくわかる。蒲田から逆に延伸してきた池上線は山手線五反田駅を越えて白金あるいは高輪方面に延びるはずだった。計画が頓挫したためにそこに吹きさらしのまま残ったのだ。またこんな駅もある。鶴見線海芝浦駅、海に面した絶景のスポットだが、降りてもただ帰るだけの駅だ。実は東芝の敷地内にあるため社員以外は降りられないのだ。しかし、海に面した空間は気分晴れやかになり素晴らしい。本文三八ページ、三九ページのカラーイラストを参照してほしい(村上健氏による)。不可解であったり、曰くありげな駅や場所はいたるところにあり、そこを訪れ来歴をさぐるのも鉄道の楽しみの一つである。

素朴な疑問を携え見たり乗ったりする鉄道趣味の醍醐味
 また、「なぜ車両と車両のあいだの間通路のドアは横開きなのか」(桜木町火災事故の後遺症なのだ)、「なぜ昔、暑くてたまらなかった夏の地下鉄に冷房が効くようになったのか」(ブレーキの改良の結果だという)、という著者の素朴な疑問からはじまる車両の構造や線路の歴史うんちく話もとてもおもしろい。
 先の村上健氏の駅前風景のイラストと穂積和夫氏の車両のイラストが本書の全体を彩っており、快調なエッセイとあいまって鉄道趣味の楽しさに導いてくれる好読み物である。

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