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2010年9月21日 (火)

新装版・江戸の町(上)巨大都市の誕生
新装版・江戸の町(下)巨大都市の発展

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内藤昌=著
穂積和夫=画

B5判/並製/96ページ/定価各1680円(税込)/2010年9月

世界最大の都市・江戸のすべてを見事に絵解きした好著を新装版で!

 江戸の都市計画は、外国でもあまり例をみない特異なものでした。自然の地形をたくみに活かしながら、数度におよぶ大規模な土木工事を展開し、やがては当時のロンドンやパリをもしのぐ、世界最大規模の都市に発展したのでした。
 そのすべてを、江戸の建設過程の検証で知られる専門家が解説し、建築学科卒のイラストレーターが見事に絵解きしたのが本書です。
 上巻では、太田道灌以前の姿にはじまり、徳川家康の江戸城入城から、大規模建設の実際を取り上げ、江戸城大天守を焼失した明暦の大火までを描きます。
 下巻では、明暦以降幕末までをとりあげ、とりわけ豊かに発展した江戸の町民文化や人々の暮らしを中心に解説します。
 本書に描かれている絵は、たんに資料から起こしたものではなく、専門家である著者の研究結果を充分にこなしたうえで、穂積氏の技術によって初めて絵として表現された「復原図」であり、絵そのものがひとつの「研究論文」に匹敵する価値のあるものです。
 オリジナル版は、1982年に刊行されたものですが、もともと「小学校高学年以上」を読者対象として企画されたものですので、かなり高度な内容でありながら、ひじょうに平易に読めることを特長としています。
 本年(2010年)11月には、本書のイラストを担当した穂積和夫さんが、この続篇ともいうべき明治の東京を絵解きする『絵で見る 明治の東京』を刊行する予定です。本書と併せていただければ、世界でも独特の発展をとげた「江戸=東京」という都市の相貌が具体的におわかりいただけるものと思います。

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