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2010年10月12日 (火)

日経新聞を「正しく」読んで 最新経済に強くなる
――〔日経電子版対応〕

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東谷暁 著

新書変型判/並製/272ページ/定価1260円


円高って何だ、日本は本当に格差社会か、財政破綻は真近か、今すぐ役立つ経済入門。

●気鋭の経済ジャーナリストが書き下ろした経済常識の裏の裏
 不況に沈む日本経済ですが、その特効薬はなかなか見つかりません。本書は経済を学びたいと思っている学生、若者から、どこに日本経済の問題があるのかに日夜頭を悩ましているビジネスマンまで、分かりやすく問題の本質を衝いた経済入門書です。
 本書の著者はこれまで『日本経済新聞は信用できるか』(筑摩文庫)、『金融庁が中小企業をつぶす』(草思社)、『エコノミストを格付けする』(文春新書)などで主に経済畑のジャーナリストとして日本経済界の問題を追及してきました。日本の経済学者のいい加減さ、経済政策の定見のなさ、経済メディアの誤誘導などを厳しく指摘してきた著者ですが、今回の本は、もっと広く多くの読者に向けて、いま話題の問題点を挙げつつ、どうしたら正しい経済知識を身につけられるか、そしてこれからの予測にどう役立てることができるかを率直に綴った本です。参考書的な通り一遍の経済入門ではなく、裏の裏まで読み込んだ本音の入門書といって過言ではありません。

●『日本経済新聞』は格好の導き手であり、これをどう読むかがポイント
 本書のタイトルの『日経新聞を「正しく」読んで……』という部分に奇異な感じを抱いたかもしれません。著者はかつて先にも挙げた『日本経済新聞は信用できるか』(PHP、のち筑摩文庫)という本を書いて物議を呼びました。これはタイトル通り日本一の経済クオリティーペイパーを自負する日経のいい加減さを槍玉に挙げたものです。しかし、著者は日経をある一定限度は評価し、十分利用しなさいと、本書では言っているのです。この本は日経をベースにした正しい経済情報の取り方を経験的に教えてくれる点で今日、稀有の書です。特に今、焦眉の経済問題を俎上に挙げながら 、具体的にさまざまな観点を説明してくれています。これは格好の入門書であり、ニュースを読み解く解説書ともいえるでしょう。現下、必要とされる好著です。

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