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2011年6月17日 (金)

【新装版】いつまでも、いつまでもお元気で

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知覧特攻平和会館・編

四六判上製/92頁/定価1050円/2011年6月


 ●特攻隊員33名の遺書・遺詠を美しい風景写真とともに紹介●

 この本は、太平洋戦争末期、知覧(鹿児島県)をはじめ各地の基地から飛び立った特攻隊員の遺書・遺詠を美しい風景写真とともに紹介した本です。本書の書名も隊員の手紙の一節がもとになっています。
 昭和二十年の春から夏にかけて、知覧からは陸軍の特別攻撃隊四百数十機が飛び立ち、沖縄周辺の米軍艦船に文字通り突撃しました。飛行機ごと敵艦に突入するという任務に志願したのは将来ある若者たちでした。
 二度と戻ることのできない出撃を前に書かれた手紙からは、心やさしい青年たちの姿が浮かび上がってきます。家族と過ごした日々を懐かしみながら、親孝行できなくなることを幾度も詫びる息子。妹に両親の世話を頼むいっぽうで、「と言っても、できれば早く嫁に……」と心遣いを見せる兄。「人のお父さんをうらやんではいけませんよ」と優しく諭す若いお父さんの手紙もあります。この国を守るために身を捨てるのだという固い決意と、そこからはみ出す一抹の哀しみ。そのどちらも、まごうかたなき真実であったといえるでしょう。過酷な時代を生きた青年たちのまっさらな肉声に、ぜひ耳を傾けてみてください。

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