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2011年9月26日 (月)

驚くべき雲の科学

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解説 リチャード・ハンブリン/制作協力 英国気象局/訳者 村井昭夫
AB判変形[220mm×198mm]/並製/144頁/定価2,100円/2011年9月

◆「こんな雲、見たことない!」と思わず声を上げること間違いなし
 UFOのような形の雲、七色に美しく輝く雲、奇妙な尾を引く不気味な雲など、空にはときに驚くような雲が現れることがあります。本書は、そのような「驚くべき雲」を偶然に、あるいは待ち構えて撮影した写真を集め、それぞれを科学的に解説した本です。
 空ではいまこの瞬間も、雲たちが生成消滅や離合集散、変形を繰り返しており、ひとときも止まることはありません。本書の写真を解説しているリチャード・ハンブリンは、「雲たちは私たちに終わることのないショーを見せてくれる」と言っていますが、本書に収められている写真は、まさにそのショーがもっとも盛り上がった決定的な瞬間を、特等席から捉えたと言える写真ばかり。どの写真を見ても「こんな雲、見たことない!」と声を上げてしまいそうになることでしょう。

◆英国気象局の協力により、激レア写真を収集・掲載
 本書のすばらしさは、超強力竜巻や、巨大レンズ雲の写真に代表されるような、雲のバリエーションの豊かさ、写っている現象の強烈にあると言えるでしょう。これは世界中にいるプロ・アマの雲愛好家が撮影した大量の作品の中から選りすぐりのものを掲載しているからで、どれもが壮大で美しいものばかりです。さらに、本書には、世界でもっとも歴史のある気象関連機関のひとつ、英国気象局(日本の気象庁に相当する組織)が制作に協力していることから、一般人には入手困難な、珍しい気象現象の衛星画像や、国際宇宙ステーションから撮った積乱雲、戦闘機の衝撃波雲、ハリケーンの目の内側の写真などのような超レア写真も掲載されています。そしてすべての写真に、なぜそんな形の雲が生まれたのか、雲の専門家による科学的な解説がされているので、驚くべき「作品」が生まれた理由も知ることができます。
 明日、空を見上げたら、本書にあるような「驚くべき雲」が浮かんでいるかもしれない…。そんな気にさせ、雲を見る目が変わる一冊です。

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