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2011年11月21日 (月)

風刺漫画で日本近代史がわかる本

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湯本豪一
46判並製/208頁/定価1470円(税込)/2011年11月

 

戊辰戦争からサンフランシスコ平和条約まで、
 激動の近代を象徴する漫画200点を収載!

 著者の湯本豪一氏は、妖怪史料の発掘・研究で有名だが、同時に近代の「漫画」の収集・研究においても日本有数の方。その湯本氏が、明治・大正・昭和期の新聞・雑誌に掲載された「希少な風刺漫画200点」を通じて「日本近代史」の重要ポイントをわかりやすく解説したのが本書である。
 氏は本書の制作にあたり、専門図書館や古書店等に眠る膨大な数の近代の新聞・雑誌の中から、「非常に珍しく、かつユニーク」な風刺漫画のみを厳選してピックアップ。その大多数がビジュアル資料として初めて紹介される作品だ。
 風刺漫画は、近代日本の世相を克明に描いてきた。幕末、横浜においてワーグマンが創刊した漫画雑誌『ジャパン・パンチ』は、文明開化に浮かれる日本人をユーモラスに風刺した。明治10年創刊の漫画雑誌『団団(まるまる)珍聞』は、藩閥政治を批判して自由民権運動をバックアップする論陣を張り、宮武外骨の『滑稽新聞』(明治34年創刊)などの風刺漫画雑誌を誕生させるきっかけとなった。大正・昭和期には新聞にも広く漫画が描かれるようになるが、やがて日中戦争、太平洋戦争へと向かうなかで言論統制が強化され、描かれる漫画も敵国風刺と国民の鼓舞一色となった。終戦後、漫画は、言論抑圧から解放され、占領下から国際復帰への道を歩む日本の社会状況を鋭い視点で描いていく。
 風刺漫画は、近代日本の歩みと時代の空気を伝える絶好のビジュアル資料である。文字情報とは違った視点で日本を振り返ることのできる貴重な一冊だ。

○もくじ
戊辰戦争/文明開化/廃藩置県/徴兵制/西南戦争/自由民権運動/日清戦争/日英同盟/日露戦争/大逆事件/第一次世界大戦/シベリア出兵/関東大震災/満州事変/日中戦争/南進政策/ミッドウェー海戦/本土空襲/特攻隊/ポツダム宣言受諾/財閥解体/農地改革/極東国際軍事裁判/日本国憲法/レッドパージ/サンフランシスコ平和条約……など「83の重要トピック」を収載

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