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2011年12月

2011年12月15日 (木)

皮膚を動かせば健康になる

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宮田トオル・著

四六判並製/168頁/定価1365円/2011年12月

●簡単な「操作」で驚きの効果。気軽に実践できる究極のセルフメディケーション!
 本書が提唱するのは「自分の手であちこちの皮膚を動かすだけ」という、とてもシンプルな健康法です。そんなことで効果があるのかと疑問に思われるかもしれませんが、メディカルトレーナーとしてさまざまなタイプの患者さんに接してきた著者には、経験にもとづいた確信があります。皮膚の上に手を置いて、指や手のひらで皮膚を上下左右にゆっくり「動かす」ことによって、人間の身体はバランスを取り戻すのです。膝の痛み、腰痛、五十肩、肩こり、股関節の痛み、肘や手首の痛み、外反母趾、背骨や骨盤まわりの痛み、内臓の不調、偏頭痛……といった症状に効果を上げてきた皮膚の操作方法を、本書ではイラストを使ってわかりやすく解説しています。
 従来の健康法は身体の「内側」にばかり意識が向いていたのではないか、と著者は指摘しています。筋肉や関節、血管、内臓が重要なのはいうまでもありませんが、身体の内側は自分ではなかなか意識しにくいうえに、その状態を把握するには高価な機械で検査をしたり、専門のトレーナーの指導をあおいだりする必要があります。その点、皮膚は体の表面にありますから、自分の目で確認することができ、細かな調整も自在です。そして、いつでもどこでも簡単にできるというのが、この皮膚体操の大きなメリットです。お金も手間もかからない「頑張らない健康法」に、ぜひ楽な気持ちでチャレンジしてみてください。

★本書より★
・皮膚を調整することで筋肉、関節、内臓を調整する
・皮膚は外部の情報を体内に伝えるセンサー
・皮膚を動かすことで身体の緊張を「戻す」
・皮膚を動かして、頭痛・肩こりを解消する
・身体のパーツ別・効果的な皮膚体操
・五つの基本動作――スライド、つまむ、伸張、巧打、回す

ある警察官の昭和世相史

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原田弘 著

四六判 上製 248ページ 定価1890円 2011年12月

警察官はつらいよ。警察官という仕事と人生を描く。写真・資料多数。

●警察官の日常を描いた珍しい回想記
 著者は本書にあるとおり昭和二十年に警察官となり昭和六十年で退官するまで、四十年間警察官一筋に勤め上げた人です。途中即席英語教育を受けて占領軍のМPに付き従う通訳警察官(通称МPライダー)として派遣されていた期間はありますが(この体験は小社既刊『МPのジープから見た占領下の東京』に詳しい)、一貫して警視庁の警察官としてさほど出世もせず、つねに現場や街の中で過ごした人生でした。本書はその警察官人生の回想記ですが、功成り名を遂げた警視総監や名物刑事の回想はよくありますが、一介の警察官の回想記は珍しいうえに、ものを書いたり記録したりする趣味があり、下積みの警官の目から見た日常や世相が生き生きと描かれた貴重な読み物となっています。

●昭和の重大事件の記録と警察官風物誌
 本書の内容は二つに大別されます。一つは昭和の重大事件を目の当たりにした体験談であり、もう一つは警察官の勤務や給料や制服や交番や制度についての体験と資料をあたっての記録です。前者では東京大空襲下の消火活動(前歴は消防夫だった)やマッカーサーの警護、荒れ狂うデモ警備や爆弾テロ警備、三島事件当日の思い出などなど。とくに大成建設爆弾テロ事件では爆風に吹き飛ばされるという危険にも遭遇しています。後者では安月給や交番勤務の辛さをなげき、終戦直後の制服のいい加減だったことなどがつづられます。どの記述も著者の温厚な人柄がしのばれるちょっとユーモラスな筆致で進められ、思わず微笑んでしまうエピソードが満載です。
 デモ警備で負傷した著者を病院では「権力の手先」としてデモ学生の治療が優先され、後回しにされた苦い思い出がつづられる個所がありますが、辛いことが多い割には報われない警察官という職業に著者は複雑な思いを抱くと同時に誇りの感情も持っています。本書はまた現役警察官へのエールでもあります。ユニークな回想記だといえましょう。

2011年12月 8日 (木)

子規に学ぶ俳句365日

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『週刊俳句』編

四六判 並製 216ページ 定価1575円 2011年12月

俳句をやるなら「俳句」というジャンルを作った子規に立ち帰れ。
俳句の真髄がわかる本。

●「俳句」というジャンルを作った元祖の作品に学ぶ
 本書は好評だった既刊『虚子に学ぶ俳句365日』に続けて第2弾として刊行された本で、前作が高浜虚子の俳句を取り上げていたのが、今回は虚子の師である正岡子規の作品をテーマにしています。虚子といい、子規といい、明治中期以降に「俳句」という形式を作った(それ以前は俳諧であり、その発句だった)、近代俳句の祖ともいうべき人たちであり、今日でもその作品群は豊穣で多彩な魅力に溢れています。今、ふたたび俳句ブームともいうべき現象が起きていますが、「俳句らしさ」や「俳句的なるもの」を彼らの作品から知ることは大いに句作の参考になります。とくに子規は俳句という名前を作った元祖であり、今日の俳句愛好家には、俳句の真髄を知る格好の作品群なのです。

●『坂の上の雲』で注目される子規という天才
 柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺
 いくたびも雪の深さを尋ねけり
 鶏頭の十四五本もありぬべし
 正岡子規は慶応三年、四国松山生まれ、三十四歳で病没するまでの短い間に二万句以上の句作をして、漱石や秋山兄弟(司馬遼太郎の『坂の上の雲』の主人公)などと交流を持ち、明治中期の文化に大きな影響を与えました。NHK放映の『坂の上の雲』では香川照之が子規を演じて注目を集めています。早世した天才といっていい人物であり、才気あふれる魅力的な人間です。本書では各所で子規の評伝的なエピソードや、句の背景などを短文で紹介しており、子規の俳句の世界を十分に味わえるような構成になっています。前作と同様ネット上の俳句誌『週刊俳句』につどう若手の俳人たちが現代の視点から解説を加えているのも楽しい読み物になっています。子規を味わうための簡にして要を得た一冊です。

何でもごちそうに変わる
魔法のイタリアンソース

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青木敦子(あおき・あつこ)著

A5判オールカラー/96ページ/定価1575 円/2011 年12月


テレビやラジオで活躍中のイタリア料理研究家&フードコーディネーター、
青木敦子さんの待望の最新刊

パスタ、リゾット、パン、サラダ、肉・魚――
ソースがあれば何でもラクラク味つけ!

イタリア料理はソースが決め手。本書では誰でも簡単にマスターできる10種類のイタリアンソースを紹介。つくり方の基本から、ソースを使ったレシピ、つくりおきに便利な保存法やストックレシピまで、いろんな方法でソースを活用するワザが詰まった一冊です。どんな食材にも合うソースなので、冷蔵庫の残り物や大量買いした肉や野菜などにも無駄なく使えて、便利です。忙しい方も、おうちイタリアンをもっと充実させたい方も、おもてなしにも、オールマイティに役立ちます。イタリアンの入門書として、ぜひおすすめしたい一冊です。

10の魔法のイタリアンソースで
料理のレパートリーは無限に広がる!

トマトソース
イタリア流ホワイトソース
ジェノヴェーゼ
バーニャ・カウダ
アーリオ・オーリオ
ペペロンチーノ
ツナソース
赤ワインのソース
マリネ液
チーズクリーム
パプリカのソース

著者紹介
イタリア料理研究家・フードコーディネーター・イタリアAISO 認定オリーブオイルのソムリエ・栄養士。宮城県仙台市出身。実践女子短期大学家政科卒業後、テレビ番組などのフードコーディネーター・アシスタントとして スタート。1997 年から1 年間イタリアフィレンツェにて語学・料理留学。その後、ミラノ、トリノ、ボローニャ、レッチェとイタリア各地で料理を学ぶ。東京・代官山でイタリア料理教 室「Ambrosio( アンブロジオ)」を主宰。著書に『調味料を使うのがおもしろくなる本』『調味料ってすごい!』『バターを使わずオリーブオイルでつくるお菓子とパン』(以上、扶桑社)などがある。

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