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2012年12月 6日 (木)

可能性の大国 インドネシア

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矢野英基・著
四六判上製/256頁/定価1785円/2012年12月

◇計り知れない潜在能力を秘めた親日国の現状を第一線のジャーナリストがレポート◇
 今年9月に中国各地で起こった反日デモによって、中国以外の新興国への関心が急速に高まっています。そんななかで圧倒的な可能性を感じさせる国がインドネシアです。著者は朝日新聞のジャカルタ特派員として2007年~2010年のあいだインドネシアに駐在し、この国のダイナミズムを肌で感じました。本書では、ユドヨノ政権下で進む汚職撲滅の取り組みや「開発独裁」時代の負の遺産の清算など、日本では報道されることの少ないニュースも盛り込みながら、躍動感あふれるインドネシアの「いま」を描いています。インドネシアの魅力は人口の多さにとどまりません。順調な経済成長によって増え続けている中間層と、彼らによって生み出される旺盛な消費。豊富な天然資源。そして何より、親日的で穏やかな国民性については、もっと多くの日本人に知ってほしいと著者は書いています。日本語学習者の数も増加の一途をたどり、インドネシアはいまや韓国、中国に次いで日本語学習者が多い国でもあります。インドネシアが秘める巨大な可能性は、日本の将来にも大きな影響を及ぼすはずです。これからの日本の「可能性」を考えるためにも必読の一冊といえます。

【本書から】
●GDPの6割を占める個人消費 
●脆弱なインフラと未熟な基幹産業
●中国、インドとの比較 
●「努力すれば報いられる社会になった」
●ユドヨノ後を担う人材 
●アブラヤシ開発ブームの光と影
●昇進にカネがかかる公務員 
●汚職撲滅委員会(KPK)の躍進  
●相次ぐ宗教摩擦 
●「98年世代」の挑戦

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