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2013年8月

2013年8月30日 (金)

kindle、kobo、kinoppyで
『間違いだらけのクルマ選び』
2011~2013年版が一挙電子書籍化

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新生『間違いだらけ』が電子書籍書店で買える!
 2011年に新たに島下泰久氏を共著者として迎え、復活した新生『間違いだらけのクルマ選び』(2011~2013年版)が、アマゾンkindle、楽天kobo、紀伊國屋kinoppyで電子書籍化、2013年8月30日より発売となります。あの辛口自動車批評が、スマホやパソコン、電子書籍端末で楽しんでいただけるようになりました。
 もちろん、最新の『2013年版間違いだらけ』も電子書籍化。数十年に一度のニューカー大量デビューでクルマ選びが一変した状況を詳述した本書も、いますぐクルマ購入に役立てていただけます。

バックナンバーの入手が容易に。読み方・使い方が広がる!
 『間違いだらけ』の電子書籍化には、一般の書籍の場合とは少し違った意味合いがあると言えます。
 『間違いだらけ』は年度版書籍であることから、バックナンバーが書店店頭では入手しづらいのですが、電子書籍ではそのような問題はなく、いつでも過去の『間違いだらけ』を購入できます。そのことで、中古車を選ぶ際に参考とする場合もより便利にお使いいただけるでしょうし、クルマ知識のレファレンスとしてもより活用しやすくなるでしょう。電子書籍となることで、『間違いだらけ』は新しい読み方、使い方ができる本になると言えます。
 「リフロー型」の電子書籍ですので、読者がフォントの大きさなどを設定することができ、大きな文字で読みたいという方にもオススメです。
 電子書籍という新しい形態を手に入れた『間違いだらけ』。本年12月に刊行予定の『2014年版』でも進化し続けます。ひきつづき、『間違いだらけ』にご注目ください。

徳大寺有恒・島下泰久著『間違いだらけのクルマ選び』
当初覆面ライターだった徳大寺有恒氏の著書として1976年に初めて刊行された自動車バイヤーズガイド。77年刊行の続篇とあわせて120万部を売り上げるベストセラーとなり、自動車業界のみならず、社会全体に衝撃を与えた。以降『年度版間違いだらけ』を2004年まで刊行し、いったん休刊に。復活した『2011年版』からは島下泰久氏との共著となり、よりジャーナリスティックに進化を続けている。
今回の『間違いだらけ』電子書籍化は、2012年5月にiPhoneアプリとして発売した『2011年版』『2012年版』の電子書籍につづくもの。

●各電子書籍書店へのリンク
《アマゾンkindle》 
『2011年版』はこちら
『2012年版』はこちら
『2013年版』はこちら

《楽天kobo》
『2011年版』はこちら
『2012年版』はこちら
『2013年版』はこちら

《紀伊國屋kinoppy》
『2011年版』はこちら
『2012年版』はこちら
『2013年版』はこちら

2013年8月22日 (木)

「日本の朝鮮統治」を検証する 1910―1945

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1997













ジョージ・アキタ、ブランドン・パーマー=著 塩谷 紘=訳

四六判上製 三一二頁 定価二七三〇円

○統治時代を可能なかぎり客観的に検証
 米国内に〝慰安婦〟像を建てる。八月十五日には韓国議員が抗議のために靖国神社にやって来る――昨二〇一二年の李明博元大統領の竹島上陸いらい、〝歴史問題〟をめぐってつづく韓国の日本追及の動きには唖然とするばかりです。韓国側がつねに日本に謝罪を求めるという構図がつくられてしまった観のある〝歴史問題〟ですが、これらについては果たしてどこまで史実の検証がなされているのでしょうか。たとえば〝慰安婦〟は、日本では〝いわゆる従軍慰安婦〟と表現されていますが、当時、日本軍において「従軍」を冠することができた職業は「従軍記者」「従軍看護婦」「従軍僧侶」のみであり、もとより「従軍慰安婦」といった言葉はなく、一九七〇年代になって現われ、その後の新聞報道によって広まった造語です。なるほどキャッチーな言葉なのでしょうが、これがひとり歩きするうちにその実体は正確さを失っていきます。少なくとも歴史研究においては用語を軽々に扱ってはならず、現在の価値観をあてはめて過去の出来事を見てはならないはずです。
 一九一〇年の日韓併合から始まる朝鮮統治時代の歴史もまた〝世界で最も残虐な植民地統治〟といった、過激かつナショナリスティックな論調で語られてきたわけですが、それは本当に日本の朝鮮統治の実態に即した評価なのでしょうか。本書は、二人の米国人研究者が、可能なかぎり客観的・実証的にこの時代を検証するとともに、「植民地近代化論」を取り入れた、ほんらいの意味での修正主義史観による統治史研究の成果の数々を紹介したものであり、そこから浮かびあがってくるのは、〝残虐〟とはほど遠い統治の実際です。

○「朝鮮の近代化のために努力を惜しまなかった」
 17章では、〝残虐さ〟の証左として取り上げられる「鞭打ち刑」に関して検証が加えられています(二五四―七三頁)。一九一九年の「三・一事件」での拘束者に対する鞭打ちによって「少なからぬケースで死者が出た」と記されたThe Case of Korea(1921)という本が、朝鮮総督府当局の非道さを示すソースとしてその後複数の研究者によって使われているのですが、「少なからぬケースで死者が出た」と記すには事例が乏しく、同書は一次史料と呼べるものではないことがわかります。ちなみにこの本の著者ヘンリー・チュン(鄭翰景)氏は一九一〇年に米国に亡命した独立運動家です。これにつづけて米ヘンドリックス大学のスプランガー助教授による「鞭打ち刑」の考察が紹介されていますが、読み比べてみれば、どちらがより正確な「歴史」であるかは明らかです。このほか17章では、総督府による「土地調査」、慰安婦、朝鮮の産業化等をテーマとした修正主義史観による最新の研究成果が紹介され、15章では欧米の植民地との比較考証がなされ、Ⅱ部、Ⅲ部、Ⅴ部では、明治政府の要路および総督府の統治政策の原則が論じられています。これら実証研究の成果をふまえた上でアキタ教授は、日本政府と総督府は「朝鮮の近代化のためにあらゆる努力を惜しまなかった」と書き、その統治は「九分どおり公平(almost fair)」であったと結論づけていますが(18章)、説得力があります。米国では今や修正主義史観によるアプローチが統治史研究のメインストリームになりつつあるようです。朝鮮統治の実際を知り、研究の最前線を知るためにも、広く読まれるべき一冊と言えるでしょう。

女のキレイは子宮から
――いますぐ始める「子宮エクササイズ」

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1995













助産師・女性の健康コンサルタント 南部洋子・著   
四六判変形・並製/本文2色/128頁/定価1155円(税込)

40年にわたり、女性のカラダと向き合ってきた
助産師の著者が教える、子宮セルフケアの知恵

◆大学病院の助産師として約300人の赤ちゃんを取り上げ、その後、電話で女性からの健康相談に応じるコンサルタント会社を運営してきた「女性のカラダのスペシャリスト」が、子宮が健康になり、全身も美しくなれる「簡単エクササイズ&生活習慣」を多数紹介したのが本書です。

◆著者は言います。「若い女性の多くは、お肌や体型のことばかり気にして、子宮には無頓着。でも、子宮を大事にしなければ、ホルモンバランスが乱れて、お肌も体型もキレイにはなれないのです」。著者は助産師になって以来40年間、一貫して「子宮を美しく若く保つことが、女性としての美しさにつながる」ことを訴えてきました。「エステや化粧品で外見だけを磨いても限度があります。若い女性たちが、カラダの内側から美しくイキイキと輝くために、もっと子宮に関心を向けてほしい」。そんな思いから本書は執筆されました。

◆本書のメインとなる「子宮エクササイズ」とは、著者が考案した、子宮に最も効果的に刺激を与えることで子宮の血行をうながし、ストレス解消にもなる体操で、著者はこれまで多くの女性たちに指導し、効果を上げてきました。しかも「歯磨きをしながら」「デスクや電車の席に座ったまま」「ベッドで寝たまま」など、忙しい人でも無理なく楽しく続けられるものばかり。そのほか、本書では、子宮が温まるリンパマッサージやツボ押し、入浴、食事などの生活習慣のコツも多数紹介。

◆子宮エクササイズ&子宮温めを3か月ほど続けると、生理痛がやわらぎ、PMS(生理前の不快感)が解消し、冷え・むくみ・肌荒れが改善し、産みたいときに産めるカラダになる(きちんと排卵が起きる)といいます。助産師として長年女性のカラダと向き合ってきた著者だけに、説得力・信頼性が違います。

◆昨今、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮頸がんが若い世代で増える一方、高齢出産をはばむ「卵子の老化」が注目されています。本書を読んで、若いうちから子宮をしっかりケアして、子宮の健康を保ち、カラダの内側から美しくなっていただければ幸いです。

怪しい駅 懐かしい駅
――東京近郊駅前旅行

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1996













長谷川裕・文  村上健・絵
四六判 並製 184ページ 定価1680円

なぜその駅に惹きつけられるのか。怪しさか、懐かしさか。
東京近郊の面白い駅16を探訪する、鉄道エッセイ&スケッチ。

●怪しい駅とは――神泉、鶯谷、祐天寺など
 東急東横線・祐天寺駅前には大石がゴロゴロと放置されている一画がある。これは何だろうと考える。祐天寺駅近くで育った著者の子供のころからそうだった。どうも東急線に新宿方面への延伸計画があったためではないかと推察する。渋谷近くの井の頭線・神泉駅はやけに入り組んだ細い谷に作られている。これは戦前の円山町三業地を当て込んで作られた駅らしい。東電OL殺人事件の舞台となったこの駅には何か生臭さが漂っている。JR鶯谷駅はどうだろう。上野の山の向こう側にひっそりとあるこの駅は吉原ソープランド街への最寄駅として聖と俗の端境にある存在だ。
 こうして都会の中の怪しい駅が次々に紹介され、駅の成り立ちの真相が解き明かされていく。この本は著者の前著『五反田駅はなぜあんなに高いところにあるのか』につづく内容で、東京の鉄道の今と昔をスケッチ入りで楽しく探訪した本である。

●懐かしい駅とは――相模湖、奥多摩、白丸など

 それだけではない。奥多摩や是政など、都会を離れた東京のはずれにあるひなびた駅などもこの本の対象である。JR白丸駅のホームにある白いドーム状のオブジェは、白丸だからだろうか。奥多摩駅や相模湖駅などののんびりした風情も訪ね歩くには最適だ。
 駅前ガイド(イラスト入り)もついて、散歩者にはなかなか便利な情報となっている。
鉄道と散歩が好きな中高年に是非お勧めしたいエッセイ&スケッチ集である。

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